「AIを作ってほしい」——企業がAI開発を外部に委託するとき、そこには必ず契約が伴います。
しかしAI開発は、通常のソフトウェア開発とは異なる難しさを持っています。どれだけ優秀なエンジニアが開発しても、データの質や量によって精度が変わる。最初に決めた要件が、開発を進める中で変わっていく。完成したモデルが「使えるかどうか」は、動かしてみないとわからない——こうした不確実性が、AI開発委託契約を複雑にしています。
この章では、AI開発の各フェーズに応じた適切な契約の形と、知的財産の帰属・秘密保持といった重要な論点を見ていきます。
◆AI開発委託契約の全体像 フェーズと契約の基本
AI開発はいくつかのフェーズに分かれています——各フェーズの内容と、それぞれに適した契約の形を整理します。▶続きを読む
◆各フェーズの契約 PoC・開発・保守
PoCで可能性を探り、開発で形にし、保守で育てる——フェーズごとに契約の性質と注意点が変わります。▶続きを読む
◆NDAと知的財産の帰属 秘密と権利の取り決め
誰が秘密を守り、誰が権利を持つのか——AI開発委託において特に重要な、秘密保持と知的財産の帰属を見ていきます。▶続きを読む