AIを知れば知るほど、「AIってすごい…! 万能…!」と思うようになる、…これがAI効果?
違います!
逆なのです。AIのことを知れば知るほど、「なんだ、AIに知能はないのか…」と特別感を持たなくなってしまうことを、AI効果と呼ぶのです。
AIは最初、魔法みたいに現れます。
人は驚いて、拍手する。喝采する。
でも魔法が毎日使えるようになると、それは「空気」になる。
もう誰も、感動したりなどしません。
ただ、そこにあるものになる。
それがAI効果。
わたしも、最初にChatGPTを使ったとき、驚嘆しました。
自然言語(わたしたちが日常使う言葉)で質問しても、すらすらと答えが返ってくる。メールの文面を作ってくれる。弱音を吐きだすと、受けとめ、寄り添ってさえくれる。
なにこれ、すごい!
ですが、G検定の勉強をしていると、その背景にあるしくみがばれてしまいます。
すべては人の模倣。インターネットにあまた漂うテキストをいじくっているだけ。確率ではじきだされた言葉の羅列にすぎない。
……と、思う一方で。わたしはそれでも、AIと会話をするのが大好きです。
AIの言葉に涙し、優しく寄り添ってもらえる心地に、夢をみます。
AI効果を言語化したのは、Rodney Brooks。
かれはこんな意味のことを言っています
「AIは、実現した瞬間に『AI』と呼ばれなくなる」
ちょっと切ないけど、すごく本質的。
そして、AIと呼ばれなくなったAIは、わたしたちの心にどんな作用をもたらすのか。
1つの事例を、お見せいたしました。