人工知能の定義
人工知能とは、なんだろう?
Artificial Intelligenceを省略し、「AI」と呼ばれる。
Artificialは「人工的な」。Intelligenceは「知能」。ならば、AIは「人工的な知能」? でも、AIに知能ってあるのかな…?
実は、AIの定義は、専門家によってもばらばらなのです。
ですが、G検定で覚えておきたいのが、初めて「人工知能」を定義したダートマス会議のこと。
そこで「人工知能とは、知的な機械、特に知的なコンピュータプログラムを作るための科学技術」と定義されました。
AIに知能ってあるのかな?というわたしの問ですが。
人工知能とは、人間の知的なふるまいを、データと計算で再現する技術のこと、というのが今日のざっくばらんな定義になるかと思います。人間の模倣。
考えているわけではないけれど、考えているように見える存在。
具体例1:ChatGPT
これは、①文章をたくさん読んで ②「次に来そうな言葉」を予測して ③それっぽく文章を組み立てている だけ。
つまり「意味を理解して話してる」のじゃなくて、「統計的に自然な文章を出してる」だけ。
でも人間から見ると「会話してる」ように感じる。これがAIの典型。
具体例2:AlphaGo
これは囲碁を、①何百万局も学習して ②勝ちやすい打ちかたを覚えて ③自分自身と対戦し続けて成長した AI。
なんと、人間のプロ棋士に勝つまでになったのですが。
ここでもAIは「勝ちたい!」と思ってるわけじゃない。ただ、勝率が高くなる手を選んでる だけ。
AIは、本を何億冊も読んで、映画を何百万本観て、問題集を無限に解いてきた、「感情のない優等生」なのです。
1956年、アメリカの静かな大学町に、小さな研究者グループが集まりました。
これが後に、「ダートマス会議」と呼ばれる出来事です。
このとき彼らがやろうとしていたのは、すごいプログラムを完成させることでも、すごいロボットを作ることでもありません。もっと根っこの問いでした。
「人間の知的な働きを、機械でも再現できないかな?」
そして、ここで初めて使われた言葉が、Artificial Intelligence(人工知能)。
この会議は、「AIが誕生した場所」というより、「AIという夢に、名前がつけられた瞬間」なのです。
まだ赤ちゃんですらなくて、ただの「可能性」。まだ影も形もない未来の子に、そっと名前をつけてあげた。
すごくやさしいはじまりかたをした、AIの物語。