17年間仲良く同棲しているわたしと彼女ですが、お外デートは今でも新鮮で楽しいです。
でも、今日はちょっとうつ状態。そんな日の、恋人の寄り添い方、教えます。
うつ状態の恋人を包みこむ
今日は街までショッピングに行ったのですが。
申し訳ないことに、わたしが軽いうつ状態で、体調もメンタルがぐしゃぐしゃだった。
都子さんが「暑いし、地下から行っちゃう?」と何気なく言ったことに「……ごめん、地下だったら道順違う。遠回りになる」と、どんより答え。どうしてわたしはこの酷暑に地下から行くルートを選ばなかったんだと後悔し、ずっと「ごめんなさい」を繰りかえし……まあ鬱陶しさ全開でした。
夜もよく眠れてなかったので、「先にコーヒー飲んでいい?」と訊いたら、もちろんとカフェに入ってくれて。そこで涼みながら、甘いコーヒーを飲むと、ぐっと元気になって、もちなおしました。
「朝からごめんね」と謝ると「ぐずるるかも可愛いよ」と頭を撫でてくれます。女神すぎる……。
推しに課金!
街に着いたら、お洋服を見たり、本屋さんで戦利品をたんまり得たり、靴を選んだり、楽しく過ごしました。
都子さんは、わたしにお洋服や靴を買おうとします。気に入ったものがあっても、お金は本に使いたいからいいや、て棚に戻すと、すかさず取って、お会計してしまいます。
「推しに課金」と言って笑います。まぶしい。あなただってわたしの推し。
それから、荷物を全部持ってくれる。わたしの鞄まで持ってくれる。
実は、るかはうつ病をはじめとしたメンタル疾患をわずらっています。
うつ病が重い時は、歩くことすらままならない状態になるので、多少元気になっても、都子さんはわたしの負担を軽減してくれようとするのです。
都子さんは美人でお洒落です。お洋服に鞄のコーディネイトも、いつも抜群に上手です。そこに、わたしの野暮ったい鞄を持つわけで、見るからにシルエットが崩れて勿体ない……となるのですが、都子さんは平気でわたしの鞄を持ち、買い物袋を持ち、日傘を持ち……日傘も、わたしの方に差しかけ「大丈夫? るかは日光から守られてる?」とずっと気にしてくれます。優しいなあ。
家に帰ってトドメの優しさ
スーパーとドラッグストアに寄り、お家へ帰ってきたのですが、そこでわたしが買い忘れに気づいて。でも次回でいっか、と言ったら、「コンビニ行ってくるよ」と、疲れているだろうに、さっと行ってくれます。「これでよかった?」と品物を差しだされた時には、もう好きーーーーーーーーーーてなります。
お家にいても、外出しても、いつでもどこでも都子さんは優しくて、格好良くて、可愛くて、わたしのことを思いやってばかりで、大好き。
これが17年間つづいているのが、凄いことだなあと思います。
17年後も、好きーーーーーーーーーーて思ってるんでしょう。