デート|綺麗で可愛くて格好良い大好きな彼女

日々

美容院から帰ってきた彼女

今日のデートは、外で待ち合わせ。
駅ビルに入っているお店でランチをしよう。そう約束し、朝から出かける都子さんを見送りました。
都子さんは、美容院でカットとカラーの施術後、やって来る。
わたしはカフェで待っていたのですが、ときめきがおさえられない。
都子さんは美人でお洒落です。毎月美容院に行って帰ってくると、もう、それはもう、うつくしい。
きれいな恋人が、ますますきれいになるのって、幸せなものです。

カフェでコーヒーを飲んでいると、LINEが来ました。
施術が終わったとのこと。わたしはいそいそとカフェを出て、駅へ向かいます。
椅子に座って待っていると、都子さんのすがたが!
人混みのなかでも、ひときわ輝いて見える!
わあ、きれい! わたしの恋人世界一!

「可愛い……って言うより、格好良いね!」
「イケメンすぎる! 大好き!」
「カラーも上品で、でも重たくなくて、毛先と根もとのニュアンスに変化があってきれいだね!」

うれしくて、怒濤のような言葉責め。
苦笑しながら聞いてくれる都子さんと、手をつないでランチのお店へ。

ソーセージパイを食べながら、対面に座る都子さんをにこにこ見つめちゃう。
「わたしに推しの供給はないの?」
と言ってみます。

実は、一昨日わたしも美容院に行ったのでした。
そこで写真を撮り、こんなんなったよー、と都子さんに送っています。
すると都子さん、「推しの新規写真、マジ尊い…」などと言いだすのです。
それなら、わたしだって、推しの写真が欲しい!
都子さん、写真撮られるの嫌いだから、わたしほとんど持ってないんだよ。
写真恵んでよー。
そう絡みつくわたしを、都子さんはじっと見つめて。
「Lucaの推しって、私なの?」
「え、そうだけど」
「A君(ゲームのキャラクター)が最推しでしょ?」
「違う。わたしの最推しは都子さん!」
きっぱり言ってやると、爆笑されました。
ちなみにまだ、写真はもらえていない。欲しいなあ。

ミシンがお家にやってくる

昼食を摂ったあとは、ハンドメイドショップへ行きました。
都子さんが、通販で頼んだミシンが、我が家にやってくるのです。
彼女はお裁縫もできる人。……都子さんにできないことってないのじゃないかな、と思うくらい、多才な人なのです。
るかは短足なので、最近の裾長なパンツやスカートは、ウエストを折りたたんで着ています。じゃないと、裾を地面に引きずってしまうから。
都子さんは、それを見て、ミシンを買うことを決意したそうです。優しい。
それで、糸やボビンを、買いに来たのです。
あのパンツなら、この色の糸が近いかな。いっそ明るい色の糸で縫っても可愛いよ。などなど、糸一つ選ぶのも楽しい。
まち針も買っちゃう? 見て、蝶々やハートのモチーフ、可愛い。わたしならヒヨコ選ぶかな。そう言うと、都子さんはすぐに蝶々のまち針をカゴに入れてくれます。優しい。
ハンドメイドショップは、見ていてとても楽しいです。
推しぬい製作コーナーで立ち止まり、今はキャラクターの目の刺繍までできあがってるんだ!と発見。
「A君(わたしの推しキャラ)の目は、これじゃない?」
「下睫毛つけたすとか?」
「あー、っぽくなる!」
「あ、これ色塗れるんだ、じゃあグレーに塗ったら……やばい、A君の目だ!」
思わず買いそうになりましたね。
るかも刺繍を趣味にしていたので、手作り推しぬい、いつか挑戦してみたいです。
このnoteに描いてもらっている、都子さんキャラクターの推しぬい! 作ってみたい!

今日も楽しい外出だったのですが。
まだ陽射しの強いこの頃、手をつなげないのが悲しい。
日傘があるからです。片手に買い物袋を持ち、片手で日傘を差すと、もう手がない。しょんぼり。
早く日傘のいらない季節になって、行きも帰りも手を繋いで帰りたいものです。

Lucaのプロフィール
るか

女性で、同じ女性の恋人とともに暮らして17年。
現在進行形の日記、過去をしのぶ想い出などを書いています。

ネット恋愛で行き詰まっている……
同棲生活がうまくいかない……
同性愛者のことを理解したい……
そんな方々に、ちょっと足をとめてもらえるブログを目指しています。

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